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揚州 周延 3枚続き木版画の額装①
- Point
- 鮮やかな色彩に調和の取れた構図が素晴らしい木版画作品です。
今回は3枚を1枚に繋げるのでは無く、3穴カットを施したマットボードで構成。
作品間のマット幅は少し狭く、3穴が一体化したイメージになるよう周囲のマットは広く、
上下のマット幅よりも左右のマット幅を若干広くする事で安定感を出すようにしています。
3種類の図柄はそれぞれに強烈な個性があるので
情緒を壊さぬようしっとりと落ち着きのある木製フレームで仕上げています。
フレームの外縁が丸く、内側は四角いコーナーデザインが特長のこのフレームは和洋どの作風にもマッチするので大変便利な一品。
世界も認める日本の伝統、浮世絵師の技がいつまでも後世に受け継がれていって貰いたいものです。
楊洲 周延(ようしゅう ちかのぶ)
天保9年8月8日〈1838年9月26日〉 - 大正元年〈1912年〉9月29日)
とは、江戸時代末期から明治時代にかけての浮世絵師。
歌川国芳、三代歌川豊国及び豊原国周の門人。姓は橋本、通称は作太郎、諱は直義。楊洲、楊洲斎、一鶴斎と号す。
嘉永5年(1852年)15歳で国芳に絵を学び、一丹斎芳鶴を名乗る(有署名作品は未確認)。
安政2年(1855年)頃から三代目豊国につき、二代目歌川芳鶴、一鶴斎芳鶴と称して浮世絵師となった。
その後、豊原国周門下に転じて周延と号す。周延の作画期は文久頃から明治40年(1907年)頃まで約45年に及んだ。周延は3枚続の風俗画を得意とし、美人画に優れている。